今年に入って、秩父宮と熊谷でトップリーグの試合をそれぞれ2戦ずつ、さらに秩父宮でトンプソン・ルークの引退試合を観た。ほんとうはそれに加えてスーパーラグビーのサンウルブズ対クルセーダーズ戦とトップリーグの試合を4戦観に行くはずだったが、残念ながら叶わぬ夢となってしまった。 それでも、あかおにのラグビー熱は冷めない。楽しみ...
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ナミビア代表には大学生や公務員、銀行員といったアマチュア選手が多いと聞いていた。ラグビーワールドカップ3連覇を狙うオールブラックスとは遠くかけ離れたレベルにいる、という認識を持っていた初心者のあかおにには、前半戦の展開は微妙に焦りを感じさせる落ち着かないものとなった。 強いはずのオールブラックスを相手に、ナミビアがペナ...
それは突然2年前に始まった。 が、ここでちょっと時間を巻き戻す。 あかおにがかつて通った高校は偶然にも多くの選手や関係者を輩出するラグビーでは名の知られた学校なのだが、在学中ラグビーはあかおにの興味の対象ではなかった。 というより、どちらかというとあまり関わりたくない部類のものだったかもしれない。クラスにも数人ラグビー...
バヤドリド(Valladolid)のバスターミナルに降り立ったのは午前中だったが、気温はぐんぐん上がり、照り返しも眩しい。ドイツでは忘れかけていた、久しぶりの真夏の暑さだ。 ヨーロッパのバスや電車のターミナルは市の外れにあることが多い。ここでも一歩外に出るとごく普通の道路と住宅があるだけで、店舗すらまばらだ。ターミナル...
大学でドイツ語を専攻し、後にドイツに渡ったあかおにだったが、スペイン愛は消えず、いつかスペイン語を勉強したいという思いはずっと持ち続けていた。 ドイツにはフォルクスホッホシューレ(Volkshochschule)という言わば市民大学とカルチャーセンターの一緒になったようなものがあり、ここでは様々な講座やレッスン、ワーク...
あかおにが大学受験を目指していた頃、フランコの長年の独裁から解放されて間もないスペインは、まだヨーロッパの後進国だった。 ******** あかおには小学生の時に海外に出ると心に決めていた。自分のいる環境に閉塞感を抱いたのも理由だったが、外の世界への憧れをさらに焚き付けたのが、当時NHKが放送していた「名曲アルバム」だ...
小さい頃からワガママだ、自己中心的だ、と言われて来た。好き嫌いがハッキリしていて自己主張も反発もシッカリしたし、協調性も乏しかったので、そう言われてしまったのだと思う。 大人になった今も本質は変わらない。集団生活が苦手で、これがここでの常識だから、的な考えを押し付ける人や、干渉したがる人には嫌悪感を隠せない。納得できな...
大学の選択課目の中に、「中世ドイツ語」に関する授業があった。どんなものか良く分からないまま好奇心でとってみたが、珍しもの好きがたくさんいたと見えて受講者はまあまあ多かったと思う。 詳しいことは忘れてしまったので、その道の方々の提供してくれる情報を引用させてもらうが、「中高ドイツ語」(というのが言語としての名称らしい)は...
あかおにはかつてドイツに住んでいた。暮らし始めて何年も経ったある日、ふと思い当たった。ドイツ語に「エイ」って母音の入った単語あったっけ? ローマ字読みなら「エイ」と読める綴りはある。“e’と”i“の組み合わせの”ei“が。だが、これは二重母音といわれるもので、「アイ」という発音になる。 たとえば数字の「1」。これは”e...